こんにちは!オリカです。
2019年6月~7月にかけて、オーストラリアとイタリアの2カ国でWWOOFをしてきました!
これから海外でWWOOFをする予定の人、オーガニック・有機・ビオに興味のある人、有機農業について学びたい人に向けた体験記を数回に分けてお送りしていきます。
体験談の記事リストをご覧になりたい方はこちら(クリックで移動)(随時更新・追加していきます。)
目次 ※お好きなところからどうぞ
ホストファミリーのパパは料理上手!
今回のオーストラリアでのWWOOFで楽しみにしていた事の一つは、なんと言ってもホストファミリーのパパの手料理!
帰ってきてすぐリビングのソファに直行し、テレビを見ながらうたた寝をするのが日課のステフは警察官。毎日ヘトヘトで帰宅。
2時間のお昼寝の後、のそのそと夕飯の準備に取り掛かります。1日目の夕飯はラザニア!
私はキッチンで手伝いながら優しいパパにあれこれ質問攻め。


ミートソースから何から全部ステフの手作りです。
ただちょっと作り過ぎでは…。これから3日間、みんなのランチがラザニアでした。笑
夕飯後はリビングのソファでグダーッとなってみんなで映画やテレビを観て過ごします。
初日はクタクタで、夕食を食べてまったりしていると睡魔が襲ってきてシャワー後すぐに就寝…。
温室での作業。苗の植え方を習う
雑草抜き!
2日目は小雨のスタート。雨の日は温室での作業になります。
ホストファミリーのママ アンジーに連れられて温室に入るなり、その中の状態に愕然。
「今日はここでまず雑草抜きからね。Orikaが来るまで、何もしないで仕事をとっておいたの!」とアンジー…。嬉しいような、嬉しくないような。
30メートルほどある温室は、端から端まで、さらに足場までとにかく見渡す限りの雑草雑草雑草。下の土が見えません。
昨日作業した場所の10倍の雑草の量です。
そしてアンジー「何度も言うけど、オーガニックの90%は雑草抜きね。」
これはWWOOFerを受け入れたくなるのも納得です。私は割と雑草抜きは好きな方ですが。
というわけで、いつものことながらビフォーの写真を撮り忘れ、アフターの写真しかなく申し訳ありませんが、2時間雑草抜きをしたOur Little Farmの温室の写真がこちら↓です。

ところどころ微妙な感覚で残っているのはキュウリ等の何かの野菜なので、間違えて雑草と一緒に抜いてしまうとアンジーに結構怒られます。笑
抜いた雑草はコンポスト行きです。
土をカマで「ならす」
次に、土をカマでゆるくしてあげます。土を掘るイメージで土壌がふんわりとなるように「ならし」ます。
トンボを使って土を平らにし、どこに何を植えるか位置を決め、木などで仕切りをし、ネームプレートを差します。
ここの要領は昨日の作業とほぼ同じです。
苗を植える
ブロッコリーとカリフラワーの苗を植えていきます。
①苗を植える大体の位置を決め、マーク付のために指で小さく穴を掘る
②穴の周りの土を大きめに深くカマで掘る(硬い石などは取り除く)
③穴に苗を入れ、土を柔らかく周りに被せて指で軽く根本の部分を”ギュッと”押す。
苗を植えるアンジー。↓


種を蒔く
昨日と同じ要領で種を蒔きます。
注意点は、人参などの根菜は下に根を張るので、かなり深めにカマで土をならして柔らかくしてあげる事です。
土をやわらかくふんわりとしないと、野菜自身が「下にもっと成長するにはもっと強くならないと!」と、固い野菜になってしまうそう。
また、土の中に大きな石があると、根菜が二股に割れたりするので、取り除きます。
種は地面に出来るだけ近いところから蒔きます。
最後に、蒔いた上から土を被せます。


水をやる
水は水たまりが出来るくらいかなり多めにあげます。

昨日の作業に引き続いて思うことは、やっぱり有機農業ってとても「体力勝負」ですごく「手間がかかる」、という事です。
「オーガニック食品は高い」とよく言われますが、価値として考えた時に私は全くそうは思いません。
昨日も同じ事を考えましたが、この野菜が育つ頃にはここにはもういない、と思うと寂しいですね。
街にお買い物へ
この日の農園での作業は早めに終わり、雨が上がったのでアンジーの買い物のお手伝いに。
↓4匹いる犬のうちの1匹「Lucky」の誕生日が近いので、プレゼントのおやつをペットショップに選びに。豚の鼻…。

↓woolworthsというオーストラリア大手スーパーマーケットで食料品の買い出し。お酒の種類が豊富で、試飲をさせてくれます。オーストラリアの人って割と平気で飲酒運転するんですね…。

図書館に行ったり、花屋に行ったり、郵便局に行ったり、行く場所行く場所、お店の人もみんなアンジーと仲良しで、外を歩けばよく声をかけられて立ち話。なんかこういうのいいなあ、と思ったり。
オーストラリアの広大な大地では、一般道路の制限速度が80キロ~100キロという道路が沢山あり、かなりスリリングなドライブが楽しめます。鹿とかカンガルー(?)が飛び出してきたら絶対ぶつかるよなあ…と、日本で運転中に鹿を轢きそうになってヒヤッとする経験の多い日本の田舎在住の私はいつも思うのです。笑
そして帰宅後、待ちに待った本日のパパの夕食は…

本日はシーフード!1日のうち、このディナータイムが一番楽しみです。

1つの記事の中で2日分もステフの手料理を載せてしまいました。笑
自然の中でほどよく働き、美味しいものをたくさん食べ(美味しいお酒も飲んで!)、しっかり寝て、倒れるまで遊ぶ…。こんな生活を出来ることなら一生続けたい、人間の本来の生活ってこういう感じだったんじゃないかなあ。と思ったWWOOFお手伝い2日目。
明日はWWOOFのお手伝いはお休みで、1日フリーの日です。
実は日本を出発する直前に出会った日本人の女性との縁があり、明日はその方と一緒に現地の日本人ママ会に1日だけ参加させてもらう事になっています。
色々と役立つ話が聞けたので、WWOOFとは直接関係ないかもしれませんが、次回の記事で少しだけご紹介させていただきますね。
WWOOFに関して他の体験談記事をご覧になりたい方は以下の記事一覧のお好きなところからどうぞ!(随時更新・追加していきます。)
オーストラリア編
- オーストラリアでのWWOOF体験談①!ホストファミリーと初対面。
- オーストラリアWWOOF体験談②!実はオーガニック農法の90%は…
- オーストラリアWWOOF体験談③!有機家庭菜園で種まき7ステップ!
- オーストラリアWWOOF体験談④!栄養豊富な堆肥の作り方を習う
- オーストラリアWWOOF体験談⑤!よく食べよく寝てよく遊び少し働く
- オーストラリアWWOOF体験談⑥!ママ会にて子育て×オーガニックの気づき
- オーストラリアWWOOF体験談⑦!狩りのお手伝いと食に対する考え方の多様性
- オーストラリアWWOOF体験談⑧!ジビエの肉はオーガニックなのか?
- オーストラリアWWOOF体験談⑨!ヒールズビル動物園に行ってきました!
- オーストラリアWWOOF体験談⑩!ガーデニングをおしゃれにするコツは「奇数」
- オーストラリアWWOOF体験談⑪!ココナッツオイルを使ったローチョコレートのレシピ
- オーストラリアWWOOF体験談⑫!最終日の活動はまさかの…。
イタリア編
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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