オーストラリアWWOOF体験談④!栄養豊富な堆肥の作り方を習う

こんにちは!オリカです。

2019年6月~7月にかけて、オーストラリアとイタリアの2カ国でWWOOFをしてきました!

これから海外でWWOOFをする予定の人、オーガニック・有機・ビオに興味のある人、有機農業について学びたい人に向けた体験記を数回に分けてお送りしていきます。

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コンポストとは?

コンポスト(英:Compost)とは、堆肥(たいひ)の事で、簡単に言うと土壌の栄養です。

様々な有機物(落ち葉、雑草、残渣、生ゴミ等)を混ぜ込み、微生物の力で完全に分解させ、土に混ぜて(または土を有機物に混ぜて)健康で栄養たっぷりの土壌づくりに役立てます。

有機物は、キッチンから出る生ゴミ(卵の殻、野菜や果物の皮、コーヒーやお茶の出がらし)から、ペットの毛、灰、枯れた花や落ち葉、雑草、農作物の残渣など、身の回りでたくさん見つけられます。

私のホストファミリーのパパは狩が趣味で、採ってきたウサギを庭でさばいて、そこで出たウサギの一部をコンポストに入れていました…。(ヴィーガン、ベジタリアンの方などが読まれていたら、ごめんなさい)これについては、少し補足説明を後述します。

初めての堆肥づくり!

午前中に種まきのお手伝いを終え、ランチ後の午後からのお仕事はいよいよ堆肥づくり。

まず、アンジーから落ち葉をかき集めて手押し車に積むように言われました。

手押し車がいっぱいになったところで、それをコンポストのコンテナまで押して行きます。

こちらがOur Little Farmのコンポストです。↓

上の写真は満杯になって分解が進んだ堆肥です。

こちらが、作りかけのコンポストです。↓

ここに、落ち葉をどんどん入れていきます。落ち葉の上に乗っかっているのは、先ほど種まきをする前に取り除いた雑草や野菜の残渣です。前回の種まきの記事はこちら

↓このようなキッチンで出た生ゴミや残渣はとにかくコンポストコンテナ行きです。

↑こういう生ゴミも…↓コンポストコンテナへ。こちらは、私がOur Little Farmを去る少し前のコンポストの様子です。

このように、いくつもの”層”を作るように、上から有機物を重ねていきます。

とにかく、この手押し車で落ち葉を運んでコンテナに入れてという作業を何十往復もするので、とにかく体力勝負!

私的には「有機農法=体力勝負農法」と言いたいくらいです。笑(普段あまりにも運動不足で体のなまりが祟りました、はい。)

堆肥の作り方 簡単5ステップ!

  1. 重ね始めは地面を数十センチ掘り、小枝などを敷き詰め、周りに仕切り(レンガや木の板など、ある程度通気性のあるもの)をします。
  2. その中に有機物の層を作っていきます。落ち葉などの「乾いたもの」と生ゴミなどの「湿ったもの」を交互に入れていく事が理想です。
  3. 雨であまりにも水分量が多くなりすぎるような事があれば、ビニールシートなど、蓋の代わりになるようなものを被せます。
  4. 様子を見ながら数日おきに途中でかき混ぜます。空気を含ませ、常に湿っている状態にします。乾燥している場合は水を加えます。
  5. コンテナがいっぱいになるまで繰り返します。腐熟が進んで堆肥になるまで数週間~数ヶ月かかります。有機物の量、何を入れたか、環境、時期、などにもよります。

Our Little Farmのコンポストはとにかくコンテナの容量がものすごく大きいので、かき混ぜたり、上から蓋をする、ということもなく、雨を染み込ませて、野ざらし、放ったらかし状態でした。

あまり厳密になりすぎず、初めのうちは、失敗しながら色々と実験感覚でやって楽しむくらいが良いと思います。

“有機堆肥”とは?有機堆肥の作り方とよくある勘違い

ちなみに、「有機物を使用しているから、”有機堆肥”(オーガニック堆肥)と言える」と思われる方もいるかもしれませんが、これは、日本の有機JAS規格的にいうとちょっとした勘違いです。

有機物だけを使って堆肥を作っているからと言って、”有機堆肥”にはなりません。

“有機堆肥”(あるいは有機肥料)を作るには、原則、有機栽培の農産物の残渣を使用します。冒頭に挙げたような、あらゆるキッチンからでた生ゴミやペットの毛、枯れた花などは使用できません。

普通の堆肥づくりなら、とても多くの物を混ぜることができますが、”有機堆肥”となると、原則有機農産物の残渣だけ、と一気に狭まってしまうのです。(場合によっては他に定められたものを混ぜることもできます)

例えば、農薬の付着したオレンジの皮やりんごの皮を堆肥に混ぜてしまうと、有機JAS規格的には”有機(オーガニック)”ではなくなってしまいます。

それくらい有機JASは厳密な規格という事になりますが、これは法律上の言葉の定義の問題ですので、ご家庭で堆肥を作る時にはそこまで考えずに楽しんで作ることが一番大切だと思います。

また、もうひとつよくある勘違いとして、有機堆肥(や有機肥料)には家畜の糞尿が使われている、というものです。

これも有機JAS規格的には先程述べたとおりで、有機堆肥には有機農産物の残渣しか原則使いませんので、家畜の糞尿が入っている、というのも誤解です。

ただし、場合によっては特別に処理をした完熟発酵させた家畜の排泄物なら使える場合もありますが(それも”有機畜産物”の排泄物でなければならない(!))、生のままでは使用は不可能です。

ですので、ペットの糞や、冒頭に述べたようなホストファミリーのパパが狩ってきたウサギの一部なども本当はNG(有機堆肥でなくても)です。もっというと、肉や魚の骨なども堆肥づくりにはあまり好ましくない、という意見もあります。

そして堆肥づくりを終え、今日の仕事は終わり…と思いきや、天気がいいので花壇の雑草抜きをすることに。

ま…まじですか。

ビフォー…↓

↓アフター!

とても学びの多かった初日。結構ハードワークでしたが、これからのお手伝いも楽しみです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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