オーストラリアWWOOF体験談②!実はオーガニック農法の90%は…

こんにちは!オリカです。

2019年6月~7月にかけて、オーストラリアとイタリアの2カ国でWWOOFをしてきました!

これから海外でWWOOFをする予定の人、オーガニック・有機・ビオに興味のある人、有機農業について学びたい人に向けた体験記を数回に分けてお送りしていきます。

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初めての朝

鳥のさえずりと、ファームで飼っているアヒルの鳴き声と、窓から差し込む陽光で起床。

なんだか、これだけでもうこの場所がなるべくして有機農園になっているんだなあ、と実感。

13歳の息子ルークはすでに学校へ。パパのステフは警察官。毎朝4時起きで仕事に出かけます。

在宅で仕事をしているホストママのアンジーから朝食の準備の仕方を習い、シナモンアップルオートミールに牛乳をかけてレンチン。

私の体の大きさほどある犬達と一緒に暖炉の前に座って炎を眺めながら、パチパチと薪の弾ける音を聞き、温めたオートミールをのろのろと食べます。

そんな初日の朝。

広大な大地のオーストラリアでのオーガニック農業体験開始!

さて、犬が噛みちぎってボロボロになった穴だらけのガンブーツ(農作業用の長いゴムブーツ)を履き、準備万端、いざ広大なOur Little Farmの農場へ!

アンジーが外に出ると犬も大興奮して、一斉に外に飛び出して庭中を全力疾走しています。

そして、本日の作業場はこちら!↓

本日はここに、「レタス」「ほうれん草」「ビートルーツ」「人参」の種を撒いていきます。

ここなんですが、一見この写真だと綺麗に見えますが、私が最初に行った時にはものすごい雑草と、前期に植えた野菜の枯れて朽果てた残渣があったんです。もう、下の土が見えないほど。笑

ビフォーアフターの写真を撮ってなくて本当に悔しいのですが、まず、小一時間かけてアンジーと2人でここを綺麗に「ならす」作業をしていきました…

雑草や残渣だけでなく、石や硬い木、前期に肥料として撒いた貝殻なども取り去らないと、今回種を撒いた分の発芽を邪魔してしまうので、時間をかけて丁寧に土を「ならし」ていきます。

アンジーとおしゃべりしながら作業していたのですが、こんな事を言っていました。

「今までにたくさんのWWOOFerを受け入れてきたけど、こういう単純な作業中にイヤホンをしてスマホで音楽を聴きながら作業をするWWOOFerがたまにいるの。それは人それぞれだけど、この場所では小鳥の鳴き声とか、どこかで水が流れる音、風が木の間を吹き抜けていく音、犬やアヒル、野生の動物の鳴き声、そういった自然を楽しんでもらいたいと思う。」

オーガニック農業・有機農法の90%は…

Our Little Farmにいる間、作業中にアンジーが何度も私に言い聞かせるセリフがあります。

「オーガニック農法の90%は雑草抜き」
「そして健康な土壌づくりがオーガニック農法にとって最も重要」

オーガニック農業では、化学肥料、除草剤、枯葉剤、害虫駆除剤などの農薬類は使えません。人の手や他の動植物の力を借りたり、知恵を絞って他の方法でしていくしかありません。

そしてアンジー曰く、オーガニック農業で一番手間がかかるのが、この「雑草抜き」から「土壌づくり」です。

確かに、今回のここでの滞在中の1日あたりの仕事の時間が5~6時間だとすると、3~4時間くらいは雑草抜きに費やしていました。次に多かった作業は、次回の記事でご紹介する「堆肥(コンポスト)づくり」。つまり「健康な土壌づくりの準備」です。

苗を植えたり種を撒いたりするのは確かに楽しい。でも、いちばん重要なのはいかに「健康な土壌」を作るか健康で美味しい野菜や植物を作るには、まずとにかく土壌が一番大切でなければならない。そのために雑草抜きという作業は、農薬を使わないオーガニック農法とは絶対に切っても切れない関係なのです。

私が作業をしたこの土壌でも、素手で泥だらけになって作業をしていると、アンジー達家族が作ってきたこの土壌がとても健康だということが、本当によく分かります。

小さなミミズや何かの幼虫がゴロッゴロと出てくるんです。それを見つけては、飼っているアヒルにその幼虫を投げ与えるととても喜んで食べてくれます。

不健康な土壌ではミミズや虫なんかは出てきません。農薬のせいで土の中の微生物が死んでしまい、土壌内の生態系が維持出来なくなるからです。

素足で大地に触れる健康法「アーシング」というものがありますが、素手でこの土を触っていると、顔をうずめたくなる気さえしてきます。なんと表現すればよいか分からないのですが、全身で裸でこの土を浴びたい!という気持ちになります。

これは理屈で説明できないところで、人間が「自然の一部」であるという事を思い出したような気がする、という言い方しかできません。十数年ぶりにこんなに健康な土に触れて、全身の細胞が活性化しているような気さえしてきます。

もっとここで色々な事を五感で感じて学びたい!そう感じた瞬間でした。

次回の記事では今回の作業の続きと、健康な土壌づくりに大切な「堆肥(コンポスト)づくり」について書いていきたいと思います。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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