オーガニックレシピやオーガニック料理教室に関する大きな勘違いとは

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

オーガニックに興味のある方ならば、恐らく誰もが一度は耳にしたことのある「オーガニックレシピ」。

オーガニックレシピを載せているサイトやブログもここ最近急激に増え、「オーガニック料理教室」なるものまで広まり、日本全国でポピュラーになりつつあります。

「オーガニックレシピって何?」と思われている方も多いかと思いますが、自称オーガニック専門家の私も、この「オーガニックレシピ」や「オーガニック料理教室」という言葉を最初に目にした時の、あの得も言われぬ「違和感」が拭えません。

その「違和感」の正体は、すぐに分かりました。

オーガニックレシピ・オーガニック料理の正体

①”何となくヘルシーな感じ”の食材を使ったレシピや「無添加」「手作り感」「デトックス」といった文言

ほとんどのブログやサイト、オーガニック料理教室で紹介されているオーガニックレシピに共通しているものは「何となく身体に良さそうなイメージの食材を使ったレシピ」という点です。

そして、「無添加でお子様にも安心な、デトックス効果でアンチエイジングにも期待できるお料理を習いませんか…!」といった内容の”オーガニック”お料理の教室。

これこそオーガニック(有機)のイメージが1人歩きしているとても良い例……!

すでにこのブログでも常套句になりつつありますが、まず「オーガニックは安心や安全の代名詞にはならない」という事です。ましてやオーガニックが人体の健康に与える影響も明確に解明されているわけではない、と個人的には思っています。

そもそも、オーガニックは日本語で「有機」ですが、農林水産省のJAS法「有機JAS規格」に沿って生産されている食品に対して「オーガニック」や「有機」と表記・呼称できることになっています。

逆に言えば、オーガニックや有機というものは、「有機JAS規格の作り方に沿って作られたものです」というのを示しているのに過ぎないのですが、いつの間にか「オーガニックは安心・安全でヘルシー!」と、誇張されたイメージだけが1人歩きし始めているのです。

そのイメージだけが先行した結果、「オーガニックレシピ」や「オーガニック料理」というものが「何となく身体に良さそうなイメージの食材を使ったもの」や「デトックス効果のある食材を使ったヘルシーなレシピ(を使った料理教室)」になっているのではないでしょうか。

つまり、オーガニックの本来の定義を使うならば「オーガニックレシピ」というのは、「なんとなくヘルシーな食材を使った健康に良いかもしれないレシピ」ではなく、「オーガニック(有機JAS規格に則って生産された)食材を使ったレシピ」となるでしょう。

②アレルギー対応のレシピ

アレルギー対応のレシピも何故か「オーガニックレシピ」と呼ばれているものが多々見受けられます。

これに関しても、上記と同様の理由で「オーガニックレシピ」と呼ばれるには少し「安心・安全」のイメージが拡張されすぎているのではないかと思います。

先にも述べたとおり、オーガニックは「有機JAS規格に則って生産された食品」ですが、その規格の中では食物アレルギーに直接関係する基準は含まれていません。

オーガニックだけでは食物アレルギーは防ぐことはできないのです。

③ヴィーガン・ベジタリアン対応のレシピ

以外と多いのが、オーガニックとヴィーガン・ベジタリアンを混同して認識している方。

オーガニックの簡単な説明は前述の通りですが、ヴィーガン・ベジタリアンはオーガニックとは全く異なるもので、どちらも基本は「動物性の食材を摂取しない」人や食事方法のことを指します。(私はヴィーガンやベジタリアンについてはほとんど無知に近いですが、「動物性の食材を摂取しない」と一言で言っても、大きく個人差があるようです。)

さすがにヴィーガンやベジタリアンとオーガニックは全く非なるものなので、ヴィーガン・ベジタリアン対応レシピをオーガニックレシピと言ってしまうのには抵抗を隠せません。

オーガニックレシピ・オーガニック料理教室とはこういうもの

私がオーガニックレシピを使ったオーガニック料理を習いたいなら、スーパーに行って「有機JASマーク」の入った食材をいくつか購入して、知り合いの料理の先生や料理の得意な友人にこれらの食材を使った料理を教えてください、と頼むことでしょう。

もし、デトックスが期待できる食材やアンチエイジングにも良いという食材があるとして、それを使ってオーガニック料理を作りたいのであれば、自分でネットで検索するか、栄養士の人にでも聞きます。

もし、「オーガニック料理を習いたいけど、教室は都市部でしか開催してないし、受講料も高いし…」と二の足を踏んでいる方がいらっしゃっても、全く問題はありません。

高いお金を払わなくても、わざわざ遠くまで行かなくても、オーガニック料理はこうやって簡単に作れますよ。

日本語の「オーガニック」という言葉のイメージはどんどん拡大解釈されている

今回、オーガニックレシピやオーガニック料理教室と呼ばれているものの実態を見て、日本語における「オーガニック」のイメージがかなり広がって解釈されるようになったと感じました。

本来であれば、オーガニック(有機)は定められた基準に沿って作られている食品のことを指すものであったのですが、それがいつの間にか「安心で安全」「健康的」「子どもにも優しい」といった意味合いを持つようになっています。

確かにそれらのイメージは全く「嘘」ではないかもしれません。オーガニックの食品の作り方を定めた基準は、部分的には「安心や安全」「健康」「子どもたちのためのより良い未来」などを目指して作られているものだと思っています。

「オーガニック」という言葉を本来の「有機JAS規格に則って生産されたもの」というキッチリとした定義に当てはめる必要がどこにあるのか、定義に縛られすぎている、という声が聞こえてくるのも確かです。

しかし、そういうものは「健康的な」「身体に優しい」と言った言葉がすでにいくらでもあるので、私なら「オーガニック」という言葉を使いません。

「オーガニック」という一つの言葉に対して微妙な定義のズレからちょっとした誤解が起きている、というお話でした。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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