オーガニックや有機の問題点と言われていることについて考察(前編)

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

オーガニック有機と聞くと、「なんとなく身体や自然環境に良さそう」というポジティブなイメージを抱いている方は実際に少なくありません。

ところが、オーガニックや有機が全ての人に肯定されるものかと言えば、決してそんなものは社会には存在しないというのが世の習わし。

今回は、オーガニックや有機について問題視されている事について、(少々長いので)2つの記事に分けて考察してみようと思います。

後編はこちら

オーガニックや有機について問題視されていること①:食糧難の状況下で推奨されない

有機栽培は、原則的に農薬や化学肥料の使用がかなり厳しく制限されているので、慣行栽培されている農作物に比べると、害虫の影響も比較的大きく、思うように成長しない場合があります。(それでも有機栽培の農家の方は知恵を絞ってとても「賢い方法」で農作物を育てています。)

また、遺伝子組換技術やゲノム編集の手が加わった種苗も一切使用禁止ですので、害虫や気候に左右されず、通常よりも大量に実をつける遺伝子を持った強い農作物と比べると、栽培のハードルも高くなりがちです。

こういった事情から、有機栽培で育てるのには手間も暇も時間も人手もかかり、慣行栽培の約80%の収穫量と言われている有機栽培では、どうしても収穫の絶対量も少なくなってしまいます。

それ故に、収穫量の少ない有機栽培は食糧難の状況下では通用しない、または食糧難を改善できない有機栽培で今の収穫量と同じ量を賄おうと思えば、現在よりもはるかに広大な面積の農地が必要になる、と言う経済の専門家もおり、問題視しています。

これについて私が率直に思うことは、「世界中で起きている食糧難の問題は、国レベルでの経済的な事情や国際関係、環境問題、人権問題、戦争や紛争、気候など非常に複合的な理由により起こっており、有機栽培をやめて慣行栽培に移行する事で改善出来るほど、単純なものなのかな?」と思ってしまいました。

むしろ、「食糧難がある一方で商品ロスの問題があるというこの地球全体レベルでの大きな矛盾の改善が先に出来ないものか」と感じるのが自然ではないでしょうか。

しかも、食糧難が問題視されている国や地域に限って、子どもが防御服を与えられないまま生身で農薬に曝される作業をさせられていたり、不当な賃金で雇われてそれこそまともな食料が買えなかったりと、慣行栽培を推奨している人達こそ、食料不足の一部の原因になっているのでは…?というのは直感的ですが、感じています。

オーガニックや有機について問題視されていること②:偏食が懸念されている

オーガニックや有機栽培に対して比較的批判的な立場の専門家の中で言われている事が、「消費者が有機栽培のものやオーガニックのものにこだわり過ぎて、栄養に偏りが生じてくる」という意見です。そして、さらに「オーガニックでない野菜や果物の消費を避けるあまり、栄養に偏りが生じ癌の疾患が増加している」とすら言っている専門家もいるのです。

私はどちらかと言うと田舎の方に暮らしており、スーパーで買い物をする時には意識的に有機JASマークの付いたものも優先的に買うようにしていますが、やはり通常の野菜や果物よりも有機栽培された農作物の方が売られている絶対量としては圧倒的に少ないです。これは、日本の農地に占める有機農場の割合が0.1%しか無いことを見れば当然の事です。(都会のオーガニック専門店に行けば話は別ですが。)

しかしながら、これが「有機栽培のものにこだわるあまり、野菜や果物不足による癌の疾患の増加の原因になっている点は有機栽培のデメリットの一つ」というのはちょっとばかり”言い過ぎ感”が否めません。

何度も個人的な話をして恐縮ですが、スーパーで有機栽培とそうでないジャガイモが両方売られていれば、値段に関わらず有機栽培のものを買います。しかし、人参が買いたくて有機栽培のものが無ければ買うのを諦めるか、と考えた時に、それはしません。今そこに売られているランナップの中から人参を購入することでしょう。

さらに、癌や様々な病気の原因は、食べ物によるところはもちろん大きいでしょうが、その他にも遺伝や睡眠、運動習慣、喫煙や飲酒などの嗜好やストレスなど、非常に様々な原因がある、というのは既に世界的な周知の事実です。

さらに、偏食というのは有機栽培にこだわっていない人にも起こっている事ですので、「有機栽培の食品にこだわることが、病気の原因の一部になっている」というのは、当てつけ感を感じずにはいられません。

後編はこちら

※参考記事については(後編)にてまとめて記載


最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回の記事に関してご質問がある方は、お気軽にお問合せくださいね。

オリカのプロフィールはこちら

この記事をシェアする