オーガニックのメリットやデメリットは?オーガニックは私達の生活や社会に大きな影響を与えます。

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

オーガニックに興味のある方からよく挙がるのがこの質問です。

「オーガニックがどんなものか何となく分かったけど、じゃあオーガニックは私達にとってどんなメリットがあるの?」

オーガニックの100%すべてが、メリットをもたらしてくれる、というわけでは決してありません。デメリットもあります。

今回の記事では、オーガニックのメリットデメリットをリストアップして、分かりやすくご紹介したいと思います。

オーガニックのメリット

厳しい基準(規準)をクリアしており、信用がある

農作物や加工食品でオーガニック認証(有機JAS認証)を得ているものは、農林水産省が直轄している、大変厳しいと言われる「有機JAS規格」をクリアした食品なので、そうでない食品と比べて信用度が違います

以下のマークが貼られた食品が、有機JAS規格をクリアした商品です。

ちなみに、有機JASマークは日本独自の有機規格です。世界各国それぞれの国の有機規格があり、その基準(規準)は国によって様々ですが、Codexなどの世界共通のオーガニック規格も存在し、日本も含め多くの国ではそれらの世界共通規格に準じて自国の有機規格を作っている場合が多いです。

有機JAS規格に関しては、以前の記事「最近よく耳にするオーガニックとは?有機JASとは何のこと?その意味や定義を解説!」をご覧ください。

美味しい!質が良い!

これは、私が一番オーガニックのメリットとして強調したい点になります。

はっきり言ってしまいますが、有機農産物や有機加工食品だからと言って、そうでないものに比べて栄養価が高いという研究データは今の所ほとんどないようです。しかしそれでも、

オーガニックの食品は、美味しい!

気持ちの問題も大きいのかもしれませんが、特に加工食品に関しては顕著にそう感じています。

個人的に、化学調味料の入ったものは、何を食べても味が同じで、「美味しい」とあまり思いません。「画一的に“オイシイ”」とは思うけれど、それは素材本来の美味しさじゃなく、整えられたオイシさであって、不自然な味。地球(自然)が生み出した味じゃない。そのように感じています。

有機JAS認証を受けた加工食品は、多くの食品添加物は使用不可ですので、素材の味がしっかり出ており、食べていて楽しいです。

農産物も然り。

オーガニック食材というのは、ローカルレベルで地産地消されるものの割合が高いです。

本当に美味しいもの、というのは、同じ食材でも、その品種や産地、栽培方法によってそれぞれの特徴があって、微妙に味が違っていて、その味の違いが楽しく感じるもの、だと思っています。

その土地の気候や風土にあったローカルな食材は、味が画一的じゃなくて本当に美味しい

一箇所で整えられた土地で、システム化されて大量生産された食材は、なんだか味気が無い。

要するに、

オーガニック=食材本来の素材が良いので、化学調味料などの食品添加物を使わなくても素材の味だけで勝負できる。だから美味しい。

残念なのは、せっかく食材の質がいいのに、化学調味料で味付けしてしまうパターン。

化学調味料は、使いすぎると食材の素材本来の味を消してしまいます。

美味しい食材は、豊かな自然と地球の力で生み出された賜物。素材を活かす味付けを心がけたいところです。

環境と生産者に嬉しい

多くの農産物は量の違いはあれど、農薬化学肥料を使っています。

効率を重視した現代の生産方法では、農薬や化学肥料は農業と切っても切り離せないのです。

しかし、農薬や化学肥料は、環境や生産者にとって大きな負担になっている場合があります。

それらの化学物質は土壌に浸み込み、土の中の微生物やミミズなどの小動物の生命を容赦なく断ってしまいます。そうした結果、土の力は弱まり、どんどん土壌は枯れていき、さらに雨が降ると、土壌に浸み込んだ有害化学物質が流れだし、川や湖、海へと運ばれ、生態系を壊して、いずれは私たち人間の体内へと生物濃縮されて反ってきます

また、土壌だけでなく、生産者の人びとにもさまざまな健康被害が表れます。

発展途上国などでは、農薬や有害化学物質について知識のない生産者の人びとや子どもたちが、大手グローバル企業や地元の有力者によって、まともな賃金ももらえずにそれらの有害化学物質の危険に日々曝されているのです。
彼らは、農薬の危険性について知らされていない場合も少なくなく、正しい知識もろくな防御服も与えらないまま働かされている場合があるのです。(もちろんそうでない場合もあります。)

有機栽培では原則、農薬や化学肥料を使えませんから、オーガニック農産物は、現地の生産者の人びとにとって嬉しい生産方法なのです。

動物実験をしなくて済む場合が多い

食べ物、というよりもオーガニックコスメにおいて重要視されるのがこの動物実験の問題。

結局のところ、なぜ動物実験をするのかというと、化粧品に含まれる化学物質が、どれくらいの量でどのような健康被害を及ぼすのかを知るためですよね。

日本でのオーガニックコスメと呼ばれるものには、明確な基準(規準)がないのでなんとも言えませんが、明確な規格を設けて認証している場合が多い海外のオーガニックコスメについては、オーガニックコスメ認証マークと、動物実験を実施していませんよ、という認証マークがセットになって付いていることが多くあります。

当然、動物実験をしない、ということは成分に危険なものは使っていない、とメーカーが製品に自信を持っているわけですから、規格に則って化学物質を極力使用せず、有機栽培された植物から抽出された原材料を使用しているオーガニックコスメが出来上がる、というのは理にかなっていると言えるでしょう。

オーガニックのデメリット

価格が高い

オーガニック食品を買ったことのある方ならそう感じたと思いますが、オーガニックのものは通常のものよりも若干価格が高く設定される傾向にあります。

ものによって幅がありますが、だいたい1.3倍~1.5倍ものによっては2倍近く高い場合もあります。

オーガニック先進国の欧米豪の人が日本に来てオーガニックの食品を買うと、その価格の高さに驚くことがあるそうです。

生産・製造するのに手間がかかる

先程、有機JAS認定を受けるには、非常に厳しい基準(基準)をクリアしなければならない、とお伝えしました。

どれくらい厳しいのかというと、以前の記事「最近よく耳にするオーガニックとは?有機JASとは何のこと?その意味や定義を解説!」でも述べていますが、オーガニック食品を作るのには、非常に長い時間大変な労力と大きなお金がかかります

そういった中でも、消費者の信頼のために頑張っている生産者と食品メーカーを応援するつもりで、オーガニック食材を積極的に購入したいという人はだんだん多くなりつつあると思います。

オーガニックのメリットとデメリットのまとめ

メリット

  • 厳しい基準(規準)をクリアしており、信用がある
  • 美味しい!質が良い!
  • 環境と生産者に嬉しい
  • コスメに関して、動物実験をしなくて済む場合が多い

デメリット

  • 価格が高い
  • 生産・製造するのに手間がかかる

最後に

オーガニックの魅力的なところは、なんと言っても消費者のみ配慮するにとどまらず、環境問題や人権問題、動物実験の問題まで改善できる可能性を持っている、という点ではないでしょうか。

消費をする、ということは、企業や生産者、メーカーに投票をする、すなわち自分が何に賛同するのかを意思表明する、ということなのです。

これをコンシューマーアクティビズムと呼びます。

消費者の事を考え、自然を保護し、適正な賃金で雇われた生産者の作った原材料を使用し、動物の生命にも配慮する、こんな会社の製品を購入することは、その会社に一票を投票して「私はこの会社のしていることに賛同します!」と言っているのと同じことなのです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回の記事に関してご質問がある方は、お気軽にお問合せくださいね。

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