オーガニックって、本当は環境に悪いの?

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

最近、とある本を読んでいたらこんなことが書いてありました。

「~環境への負担が大きいオーガニック等、(略)」

…オーガニックって、環境に悪いんだっけ?

一応、オーガニックコーディネーターを自称している身としては、オーガニックが環境にも優しいと信じているので、これは聞き捨てならない。

というわけで今回は、「オーガニックは本当に環境への負担が大きいのか?」という事について、精一杯フラットな目線で考えていきたいと思います

なぜオーガニックが環境に悪いと言われるのか

小学生の時のことを思い出してみてください。

給食の献立に、有機栽培オーガニック)の食材を使ったメニューが、たまに出ていませんでしたか?

いわゆる「食育」の一環として、有機栽培された野菜などを使ったメニューが給食に出ていました。

それを、栄養士が教室に来て説明してくれます。「これはね~、ゆうきさいばい された にんじんなんだよ~」と。

すると、クラスの人気者のAくんがこう言いました。

「おれ、しってるー!!!うんことしっこがはいってるやさいなんやろー!きたねえ!」と。

こういうコトを言うタイプの子はクラスに一人くらいはいたと思いますが、私のクラスにもいました。

オーガニックの事を少しでも勉強している人間としては、Aくんの「有機栽培はうんこしっこを肥料としている発言」をオトナ風に言い換えたのが「オーガニックは環境負荷が大きい」ということだと思っています。

有機栽培=家畜の糞尿を使った栽培方法だという誤解

Aくんは、どこで得た知識か分かりませんが、「有機栽培」は「牛や馬などの動物の糞尿が使われた栽培方法」だと思っているのです。

「オーガニックは環境に悪い」といった内容の情報を調べてみると、「オーガニックの環境負荷が大きいのは、オーガニックが家畜の糞尿を肥料として使用する栽培方法で、チッ素やアンモニアが大量発生し、それを含んだ農業排水が海に流れたり、空気汚染になったり、糞尿に含まれる害虫の卵が孵り、害虫が大量発生する」といった理由から、そのように思っている方がいるそうです。

おそらく、Aくんの頭の中でも、これらの意見を言っている人の中でも、牛や馬の糞尿が生のままバケツか何かに汲まれて、畑に

びっしゃあアァァ!

と家畜の糞尿が撒かれている光景がイメージされているのだと思います。

おそらく、このイメージが少なからず「オーガニックは環境に悪い」という結論に導いている一つの要因だと思われます。

結論:オーガニックは本当に環境に悪いのか

オーガニックは本当に環境に負担が大きいのか?

私の答えは、9割方 “ノー”です。

まず、そもそも有機栽培では、肥料として家畜の糞尿の使用は基本的に認められていません。日本の有機JAS規格において最も推奨されている肥料は、有機栽培されたものから出る「残さ」を使った肥料です。

「基本的に認められていない」というのは、もし、家畜の糞尿を肥料として使用したい場合は、完全に発酵させた完熟状態のものにしなければならない、ということです。

完熟に発酵させなければ、みなさんが言うように、チッ素やアンモニアが発生したり、害虫が大量発生してしまったりします。

つまり、肥料として家畜の糞尿は”原則”使用できないが、使用せざるを得ない場合は、完熟発酵させたものを使用しなければならない、ということになります。

有機栽培では、土壌の本来の力(微生物やミミズなどの小動物の力)を回復・活用させて、土壌だけでなく、大気や河川、海などの自然環境に負荷のかからない生産方法を目指すものなので、今の有機栽培が完璧だとは決して言えませんが、環境への負荷は慣行栽培よりは少ないと思われます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回の記事に関してご質問がある方は、お気軽にお問合せくださいね。

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