オーガニックコットンとは?そのメリットや普通の綿との違いをご紹介!

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

オーガニックに興味のある方なら、一度は聞いたことがあるオーガニックコットン

オーガニックコットンの市場はますます拡大しており、ブランドも製品も年々増え続けているようです。

出産祝いのベビー服や、恋人へのプレゼント、肌が敏感な子どもの為の子供服など、オーガニックコットン製品は「大切な誰かのことを考えて選ばれる」とても素敵な、いただいたら嬉しい贈り物ですね。

しかし、いざ「オーガニックコットンは何が良いのか」「普通のコットンとどう違うのか」と聞かれると、何となくぼんやりしたイメージはつかめても、正確に答えられる人は少数なのではないでしょうか。

オーガニックコットンとは正確にはどういったものなのか。何が良いのか。普通のコットンとはどう違うのか。

これからオーガニックコットンの製品を、誰か大切な人にプレゼントしようと思っている方は必見!

尋ねられてすぐに使えるような役立つ知識を少しだけご紹介させてください。

普通のコットンとオーガニックコットンの違い

農薬が大量に使用される通常のコットン

世界の農作物の中で、2番目に農薬の使用量が多いものは、カカオです。

では、1番は?

そう、綿花(コットン)です。

なんと世界中で使われている農薬の約40%が綿花栽培に使われていると言われているほど。

コットンを使った製品は私たちの生活の至る所に溢れていますよね。それを考えると、これはまさにぞっとするような事実です。

どんな農薬が使われているのか

綿花栽培で主に使われているのは、枯葉剤害虫駆除剤

枯葉剤は、ベトナム戦争で使用されていたり(「ベトちゃんドクちゃん」は枯葉剤の影響を受けた子どもとして有名)、戦時中ナチスドイツが使っていたものが現在、害虫駆除剤として使用されていたりと、もともとは戦争に使われていたものが、強力な農薬として生まれ変わって綿花栽培にも使用されているのです。

オーガニックコットンとは?

では、一方のオーガニックコットンとはどのようなコットンのことなのでしょうか。

農産物としてのオーガニックコットンの基準(規準)は、有機JAS規格で定められた有機農産物の基準(規準)を適用しています。

つまり、3年以上農薬や化学肥料などの化学物質を使用していない土で育てられたコットンで、しかも栽培期間中も原則、農薬や化学肥料を一切使用していないもののことを言います。

有機JASの概要有機農産物の規格についての詳細についてさらに知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ただし、これはあくまで「農産物としてのオーガニックコットン」の作り方の話。収穫された綿花をそのままの状態で農産物として購入する人は一般の消費者では滅多にいませんよね。

重要な点は、これが加工されて、私達の身近な衣類や生理用ナプキン、ベッドのシーツなどの製品になった時には、これに追加されて別の基準(規準)が存在するということです。以下をご覧ください。

加工された製品としてのオーガニックコットン

世界には、いくつかのオーガニックコットン製品の認証規格が存在します。それぞれの認証団体によって微妙にその基準(規準)が異なりますが、概ね以下の点が重要なポイントになります。

  • 原料のオーガニックコットンは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用しないこと。
  • 製品は通常栽培のコットンと混ぜないこと。混ぜる時は、オーガニックコットンの含有率を表示すること。
  • 綿花の栽培から製品の加工まで、労働搾取をしない(フェアトレードの遵守をすること)。
  • 製品の加工段階で、漂白剤や柔軟剤などの加工用薬剤を使用しないこと。
  • 栽培から消費者の元に届くまで、きちんと基準(規準)が守られているか、製造過程の証明がなされていること(トレーサビリティの徹底)。

再度申し上げますが、この規格は認証団体によっては、基準に入っていない場合や、微妙に規準が異なる場合があります。

以上が、農産物としてのオーガニックコットンと、加工された製品としてのオーガニックコットンの違いになります。

オーガニックコットンの製品にはどんなメリットがあるの?

肌に優しい

皮膚に直接触れるパジャマなどの衣類や、生理用ナプキン、赤ちゃんのおむつなど、綿花が多く使われている製品では、皮膚が敏感な人は製品の加工段階で使われる薬剤の影響を受けてしまう可能性があります。

特に肌が弱く、汗もかきやすい赤ちゃんや、小さいお子さんが受ける影響は大人よりも大きいものです。

しかし、オーガニックコットンを使った製品で、上記の基準をクリアしてきちんとした認証を受けているものは、製造過程で使われる化学薬品の使用を禁止していたり、制限していたりするので、肌の敏感な人や赤ちゃんも、従来の製品より比較的安心して使えます。

フェアトレードである場合が多い

綿花の栽培は世界中でされていますが、こうして私たちが綿製品を安く購入できるのは、もしかすると世界中の生産者の方達の犠牲があってのことかも知れません。

綿製品は非常に大量の農薬を使用するとお伝えしましたが、実は生産者の方たちは、その農薬や化学肥料の危険性に関してほとんど知らされていない場合が多く、高濃度な農薬にさらされながら、スズメの涙ほどの給料で日々作業をし、グローバル企業や地元の有力者によって労働搾取されているケースがあるのです。

農薬の有毒性については、先述したベトナム戦争やナチスドイツに使われたものの事例の通りです。

一方、オーガニックコットンを使った製品は、農薬の使用を禁じていたり、使用を極力抑えていたり、正当な賃金で生産者の生活を支えることが基準に含まれているので、人権保護の観点からもメリットがあると言えます。

自然にも嬉しい

大量の農薬や化学肥料を使った綿花栽培は、土壌や河川を汚染します

化学物質を含んだ土壌は、ミミズや微生物を容赦なく息絶えさせ、土はどんどん痩せ細っていき、その土壌から川や湖へと有害化学物質が流れ出し、自然の生態系にも悪影響を及ぼします

オーガニックコットンの生産では、これらの問題を改善できる希望として、環境保護の観点からも注目されているのです。

まだまだ少ないオーガニックコットン製品

少しずつ認知度は高まってきていますが、世界的に見てオーガニックコットンの占める割合はたったの1%ほどと言われています。

残りの99%は従来の生産方法のコットン

確かに、オーガニックコットンの製品は従来のものよりも値が張ります

ただ、消費者が今後オーガニックコットンの製品を使用するようになれば、さらにその市場は拡大し、売り手の価格競争で少しずつ価格も落ち着いてくると思われます。

何を変えるのも、消費者である私たちの行動ひとつです

オーガニックコットンの製品を購入して大切な人にプレゼントすることは、贈ったその人だけでなく、世界中の生産者の人や、地球環境にも喜ばれることになるのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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