オーガニックコスメ認証マーク一覧

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターのオリカです。

今回は、オーガニックコスメの認証マークをご紹介します。

オーガニックコスメは認証マークのあるものを選びましょう

現在、「オーガニック化粧品」や「自然派化粧品」「ナチュラルコスメ」などと呼ばれるものが多く市場に出回っていますが、何が“本物”なのかが一般の消費者に分かりにくい状態になっています。

というのも、日本にはオーガニックコスメの厳格な基準(規準)を定めた法律がなく、当然、法律がない=罰則もないので、たとえオーガニックとは言い難いほど化学物質が含まれた化粧品でも「オーガニックコスメ」「自然派化粧品」などと謳えてしまうのです(有機JASは農産物、加工食品、畜産物、肥料にしか基本的には適用されません)。

そういった“なんちゃってオーガニックコスメ”と“本物のオーガニックコスメ”を区別するものが、海外・国内のオーガニックの認証マークなのです。(もちろん、認証マークを取得していなくても認証マークの基準と同等、またはそれ以上の製品も存在します。)

オーガニックコスメを選ぶときに参考になると思うので、良かったらご活用ください。

コスメに関連するオーガニック認証マーク一覧

※それぞれの認証マークを押すと、詳細がご覧いただけます。
※COSMOS認証については最後に記載しています。
※認証マークは細分化された基準や国によって微妙に異なります。
※リストは随時更新していきます。(2018年6月最新)

ecobio
(エコビオ)

 

ECOCERT(エコサート)

ECOCERT(エコサート)は世界最大規模のオーガニック認証機関です。実績数としては世界一でしょう。

ECOCERT基準の基本原理
  • 遺伝子組み換え原料、パラベン、フェノキシエタノール、ナノ粒子、シリコン、ポリエチレングリコール、人工香料や人工染料、動物由来原料(ミルクや蜂蜜等を除く)を使用しない。
  • 自然分解可能な、または再生利用可能なパッケージを使用する。
  • 全ての原材料の95%以上は自然由来のものでなければならない。

ECOCERTには、2種類の基準とラベルがあります。

ECOCERT―natural and organic cosmetic(ナチュラル&オーガニックコスメティクス)

国/認証団体・組織 フランス(本拠地)/エコサートグループ
主な基準
(規準)
ECOCERT基準の基本原理に加え、
・全成分の95%以上が自然原料である
・重量の10%以上がオーガニックである
など
備考 COSMOSグループ

ECOCERT―natural cosmetic(ナチュラルコスメティクス)

※認証マークは赤色の場合もあります。

国/認証団体・組織 フランス(本拠地)/エコサートグループ
主な基準
(規準)
ECOCERT基準の基本原理に加え、
・全成分の50%以上が自然原料である
・重量の5%以上がオーガニックである
など
備考 COSMOSグループ

cosmebio Bio(コスメビオ)

cosmebio Bio(コスメビオ)はフランスの非営利団体Cosmebioが認証しているECOCERT基準に準拠した認証です。

国/認証団体・組織 フランス/非営利団体Cosmebio(協会)
主な基準
(規準)
ECOCERT(エコサート)に準拠しています。
・水も含んだ全成分の95%以上が自然原料である
・残りの5%以下は指定された化学原料が使用できる
・全成分の10%以上はオーガニックである
・植物原料のうちの95%以上はオーガニックである
・人工香料は使用できない
など
備考 COSMOSグループ

 

cosmebio Eco(コスメエコ)

cosmebio Eco(コスメエコ)もcosmebio Bio(コスメビオ)と同様に、フランスの非営利団体Cosmebioが認証しているECOCERT基準に準拠した認証です。

国/認証団体・組織 フランス/非営利団体Cosmebio(協会)
主な基準
(規準)
ECOCERT(エコサート)に準拠しています。
・水も含んだ全成分の95%以上が自然原料である
・残りの5%以下は指定された化学原料が使用できる
・全成分の5%以上はオーガニックである
・植物原料のうちの50%以上はオーガニックである
・人工香料は使用できない
など
備考 COSMOSグループ

※Cosmebioが認証しているラベルの種類は実際にはもう1つcosmebio Natというものがありますが、日本ではあまりメジャーでないため省略します。

Soil Association(ソイルアソシエーション)

国/認証団体・組織 イギリス/英国土壌協会
主な基準
(規準)
オーガニックコスメ製品そのものというよりも、植物由来原料の認定で有名
・GMO作物(遺伝子組換え作物)の規制
・オーガニック作物を作っている土壌では、過去5年間遺伝子組換え作物を作っていてはならない
・農薬や化学肥料を使ってはならない
・水耕栽培、鉢植え栽培の禁止
など
備考 COSMOSグループ

ICEA(イチェア)

国/認証団体・組織 イタリア/ICEA(イチェア)※母体はAIAB(アイアブ)
主な基準
(規準)
・認定された植物および動物の原料を使用
・1350以上の禁止された有害物質の使用を禁止
・GMO(遺伝子組換え)原料を使用しない
・動物実験をしない
・化学肥料を使った植物原料を使用しない
・放射能に曝されていない原料
・アルコールを使わない
・高分解性の容器を使う
・石油由来原料、人工染料、人工香料、禁止された防腐剤を使用しない
・消費者にわかりやすく、全成分が記載されている製品ラベル
など
備考 COSMOSグループ

demeter(デメター)

国/認証団体・組織 ドイツ/デメター協会
主な基準
(規準)
バイオダイナミック農法(※備考欄を参照)で作られた原料を全成分のうち90%以上使用する(水含む)
・鉱物・金属由来の添加物は使用できる
・動物実験はしない
・無着色&無漂白の植物性・動物性ワックスは使用できる
・石油由来原料のポリエチレングリコールとその誘導体、パラベンなどの保存料は使用できない
など
備考 バイオダイナミック農法とは…
ルドルフ・シュタイナーによって提唱された有機農法・自然循環型農法のこと。天体の動きが植物に与える力、調合剤(牛の角、牛糞、ハーブ、花など)を利用した農法。

NATRUE(ネイトゥルー)

LOGONA、WELEDA、lavera、Dr.ハウシュカ、プリマヴェーラなどのオーガニックコスメブランドが立ち上げた認証機関。

NATRUE基準の基本原理
  • 自然由来原料とオーガニック原料の使用
  • 環境にやさしい製造方法
  • 合成香料、合成色素、石油系原料(パラフィン、PEG、プロピル系、アルキル系、その他の石油誘導体等)、シリコンオイルを使用しない
  • GMO(遺伝子組換え)作物原料あるいは有機体からの原料は使用しない
  • 放射線処理を一切の行程において行わない
  • 動物実験を行わない
  • 自然に近い原料の合成界面活性剤は使用可

NATRUEには、3段階の基準とラベルがあります。★の数が多いほど厳格な基準をクリアしたという意味になります。

オーガニック化粧品

国/認証団体・組織 ベルギー/非営利団体NATRUE(ネイトゥルー)★★★
主な基準
(規準)
NATRUE基準の基本原理に加え、
・自然原料(自然界から直接得られる原料)のうち、95%以上がオーガニック(有機栽培されたもの)でなければならない
・自然原料(自然界から直接得られる原料)はより多く配合し、準自然原料(認められている化学的処理法が施された自然原料)はより少なく配合しなければならない。
など
備考

オーガニックな原料を含む自然化粧品

国/認証団体・組織 ベルギー/非営利団体NATRUE(ネイトゥルー)★★
主な基準
(規準)
NATRUE基準の基本原理に加え、
・自然原料(自然界から直接得られる原料)のうち、70%以上がオーガニック(有機栽培されたもの)でなければならない
・自然原料(自然界から直接得られる原料)はより多く配合し、準自然原料(認められている化学的処理法が施された自然原料)はより少なく配合しなければならない。
など
備考

自然化粧品

国/認証団体・組織 ベルギー/非営利団体NATRUE(ネイトゥルー)★
主な基準
(規準)
NATRUE基準の基本原理に加え、
・オーガニックの自然原料(自然界から直接得られる原料)の配合率が70%未満。
・どのような成分や加工が認められるか(加工段階回数の制限など)の基準が定められている。
・自然原料(自然界から直接得られる原料)の配合率はより高く、また準自然原料(認められている化学的処理法が施された自然原料)の配合率はより低くしなければならない。
など
備考

SoCert(ソサート)

国/認証団体・組織 イタリア/QCertificazioni(QC&I?)
主な基準
(規準)
・植物由来原料が100%である
・主成分にオーガニック原料を使う
・全成分の20%以上はオーガニックである
など
備考

ACO(エーシーオー)

国/認証団体・組織 オーストラリア/ACO
主な基準
(規準)
・原料の95%以上がオーガニック認証を受けたもの【左のマーク】
・残りの5%以下は、植物由来のものと毒性のない添加物を使用する
・緑のつぼみマークだけのものは、70%-95%のオーガニック認証を受けた原料を使用したものに付されるマークで、その含有率がパーセンテージでマークの下に表示されている【右のマーク】
・GMO(遺伝子組み換え)原料を使用しない
ほか
備考

ECO Control(イーシーオー コントロール)

国/認証団体・組織 ドイツ/EcoControl
主な基準
(規準)
EcoControlは現在、原則的に独自の基準を保有していません。
EcoControlが準拠している基準はNATRUEdemeter、その他複数の機関の基準を適用しています。(公式HPより)
備考

USDA Organic(ユーエスディーエー オーガニック)

国/認証団体・組織 アメリカ/アメリカ合衆国農務省
主な基準
(規準)
アメリカ合衆国農務省は日本の農林水産省のようなもので、USDA Organicは有機JAS規格にあたります。アメリカも日本と同じようにオーガニックコスメの明確な基準(規準)がないので、このUSDA Organicが適用ケースがあるのです。
・3年以上農薬や化学肥料を使用していない土壌で栽培された植物由来の原料を使用
・水と塩分を除いた原材料の95%以上がオーガニックの原材料。残りの5%はどんなものでもよいわけではなく、使用が許可されている原材料でなければならない。
など
備考

AIAB(アイアブ)

国/認証団体・組織 イタリア/イタリア有機農業協会
主な基準
(規準)
イタリアでは最大級のオーガニック認証団体で、IFOAM(国際有機農業運動連盟)の認定を受けています。もとは有機農業従事者の組織でしたが、現在では加工食品からコスメまで幅広く認証しています。
・農場全体がオーガニックである土壌で栽培された原料でなければならない
・原料は全てイタリアで生産されたものでなければならない
・生産行程においてあらゆる種類の汚染を防止、回避、削減し、再生可能エネルギーの利用を促進しなければならない
など
備考

neuform(ノイフォルム)

国/認証団体・組織 ドイツ/neuform(ノイフォルム)
主な基準
(規準)
・動物実験をしない
・生きた動物から得た原料のみを使用する
・使用が許可されている一部のものを除いて、保存料を使用しない
・自然保護・環境保護に考慮された方法で生産された原料を使用する(オーガニックのもの、遺伝子組み換えではないもの 他)
など
備考

JOCA(ジェイオーシーエー)

国/認証団体・組織 日本/日本オーガニックコスメティック協会
主な基準
(規準)
・石油由来原料を使用しない
・自然由来原料100%であること(人工的に手を加えられた、自然界にもともとない原料は使用しない)
・植物由来原料は農薬や化学肥料を使わずに栽培されたもの、あるいは野生植物を使用した原料である
・生きた動物から得た原料のみを使用する(鯨油、馬油、鶏のトサカ、サメ など)
・合成界面活性剤を使わない
・合成防腐剤を使わない
・合成溶剤を使わない
など
備考

BDIH(ビーディーアイエイチ)

国/認証団体・組織 ドイツ/BDIH
主な基準
(規準)
・一切の動物実験をしない
・原料は自然由来のものを使用する(オーガニックのものまたは野生植物を使用した原料)
・牛乳または蜂蜜などの動物由来原料を使用することが認められている。
・生きていない脊椎動物から得られた原料(エミュー油、ミンク油、マモット脂肪、動物性脂肪、コラーゲンまたは生きた細胞など)は使用できない
・人工染料、人工香料、シリコン、パラフィン、石油由来原料は一切使用できない
・自然由来の保存料は使用できる
・サリチル酸、ソルビン酸、安息香酸、ベンジルアルコールなどの保存料は使用可(その旨を記載する)
・放射線処理はしない
など
備考 COSMOSグループ

ecobio(エコビオ)

国/認証団体・組織 フランス/通商産業省
主な基準
(規準)
・95%以上は自然由来の原料を使用する
・自然由来原料の50%はオーガニックのものを使用する
・全成分の5%以上がオーガニックのものである
など
備考

COSMOS認証について

http://www.labiocos.com/より

ご覧いただいたように、ヨーロッパでは大変多くのオーガニックコスメの基準がありますが、これらを一つにまとめて統一基準を作ろうとして出来たのが「COSMOS基準」です。

COSMOS基準は、ECOCERT(エコサート/フランス)、cosmebio(コスメビオ/フランス)、Soil Association(ソイルアソシエーション/イギリス)、ICEA(イチェア/イタリア)、BDIH(ビーディーアイエイチ/ドイツ)の5つの団体が発足させた基準で、それぞれの認証マークの下に「COSMOS」の文字が入っています。(つまり、それぞれの認証団体の基準とCOSMOS基準の2つの基準が存在する状態になっています)

さらに、コスモス基準には「コスモスオーガニック」と「コスモスナチュラル」の2つの基準があり、簡単にはなりますが、コスモスオーガニック基準には以下のような項目があります。

  • 原材料は自然由来の原料を原則使用する
  • 原料のうち最低95%がオーガニックである(水やミネラルを除く)
  • 遺伝子組み換え技術によって生産された原料は使用しない
  • 最終的に製品の20%がオーガニックの原料であるようにする(シャンプー、ボディーソープなどの、使用後に比較的直ちに皮膚から除去するものは、10%)
  • 原則、石油由来の原料を使用しない(現在は、最終的に製品の2%以下であれば、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、ペンチルアルコール、デヒドロ酢酸などの石油由来成分の含有が認められる。)
  • 両イオン合成界面活性剤、非イオン合成界面活性剤、陰イオン合成界面活性剤などの合成界面活性剤の使用が認められる

このコスモスオーガニックはコスモスナチュラルよりも基準が厳しいと言われています。

注目すべきは、コスモス基準は、ある程度の石油由来の原料や合成界面活性剤の使用を認めている点です。個人的には、世界の名だたる有名な5つの認証団体として、もう少し厳格な基準を設けてもいいのかな、といったところです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回の記事に関してご質問がある方は、お気軽にお問合せくださいね。

オリカのプロフィールはこちら

この記事をシェアする