こんにちは!オリカです。
ムカデやゴキブリなどのいやーな虫は、できれば一度でもお目にかかりたくないですよね。
でも市販の強力な劇薬や有害化学物質を含む害虫駆除剤や防虫剤は、小さな子どもやペットがいるから使いたくない…。
そんな場合でも、市販の劇薬を含んだ薬剤を使わずに、100%自然なもので効果的に防虫をすることができるのです。
※ただし、今からご紹介する方法はあくまで「防虫」目的のものです。もし実際に彼らに遭遇してしまった場合は、ご紹介する方法では駆除できない可能性が高いので、ご留意ください。
(2018年7月9日に防虫スプレーの作り方を再編集しました。)
目次 ※お好きなところからどうぞ
精油(エッセンシャルオイル)を使って楽しく防虫
自然界には虫除けに効果のある植物がたくさんあります。
私達の賢い先祖たちは大昔、これらの防虫効果のある植物を上手に使って生活していました。
ここでは、それらの防虫効果のある植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使った虫除け方法を、虫の種類別にご紹介したいと思います。
お部屋が良い香りに包まれて、人間やペットにも安心、さらに防虫効果も期待できて、まさに一石三鳥とも言える虫除け方法です。
精油を使った防虫の注意事項
エッセンシャルオイルを使った防虫は、以下の点に留意して行ってください。
100%天然の成分であること
これは重要な注意点。たまに香料や添加物などの化学物質が使われている精油がありますが、これでは十分な防虫効果が期待できない場合がありますので、精油選びは100%天然成分のものを。できればオーガニックの精油がいいですね。店員さんに聞いてみましょう。
製品の使用方法に従うこと
肌に直接塗布したり、芳香浴以外に使用したりするのを禁止している製品もありますので、使用方法は必ず読みましょう。また、使用期限も必ずチェックしておきましょう。
アレルギーが心配ならパッチテストをする
中にはアレルギーを引き起こす可能性のあるものもあります。心配な人はパッチテストをしてから使用してください。
適度な使用量で
濃度が濃ければ濃いほど効果があって良い、というわけではありません。床や壁、家具や調度品が変色したり、アレルギーを引き起こしたりする可能性があります。
容器に注意
スプレー用の容器や保存用の容器は、ガラス製のものを使いましょう。精油の中には、プラスチックを溶かす可能性のあるものもあります。
1歳以下のお子さんには要注意!
精油は食べられません。1歳以下のお子さんや、ペットが誤飲しないよう、取扱には十分注意してください。もちろん、大人でも食用のエッセンシャルオイル以外は口にするのは厳禁です。
動物に害のある精油もある
いくつかの精油は、特定の動物にとって毒である場合があります。鳥類、昆虫類、魚類、爬虫類や両生類、哺乳類まで、特定の生き物に対して危ない精油もありますので、購入する前、使用する前には、必ず自分の飼っている動物に害がないか調べておきましょう。

虫の種類別!防虫効果のあるエッセンシャルオイル
以下、虫の種類別に効果があると言われているエッセンシャルオイルをまとめましたので参考にしてみてくださいね。Amazonの検索窓からお好きなものを探してみてください。(下線は実際に試してみて効果があったと感じた精油)
ゴキブリ
- サイプレスオイル(イトスギオイル)
- ペパーミントオイル
- ミントオイル
- ティートリーオイル
- クローブオイル
- ユーカリオイル
- オレンジやレモンなどの柑橘系オイル(※ 猫を飼っている人は、猫によっては嫌がる場合があるので注意)
- ベチパーオイル(★おすすめ!※ 少々クセが強いです。)
ムカデ
- ペパーミントオイル
- ユーカリオイル
- ティートリーオイル
- ハッカオイル
- ヒノキオイル
- ヒバオイル
蚊
- ペパーミントオイル
- シトロネラオイル
- ユーカリオイル
- レモングラスオイル
- ゼラニウムオイル
- ラベンダーオイル
- クローブオイル
ノミ
- シトロネラオイル
- ユーカリオイル
- ティートリーオイル
- ヒノキオイル
- パインオイル(松オイル)
※私は大体いつも、芳香用も化粧用も「生活の木」の精油を購入しています。生活の木はエッセンシャルオイルの専門店で、店員さんも精油の知識を持った人が多くいます。どのエッセンシャルオイルも成分は全て100%精油で、香料などの添加物は使用していないのも決め手です。
精油の種類がとても多いので、どの精油にどんな効果があるのか調べながら選ぶと勉強になりますし、手作り化粧品によく使われる材料もたくさん揃っているので、商品を見ているだけでも、楽しめますよ。
防虫スプレーの作り方

上記にリストアップした精油をお好みの組合せで使います。(100ml容器)
○準備するもの○
- 100ml容器
- 無水エタノール 10ml
- 上記のお好きな組合せの精油(エッセンシャルオイル)合計50滴ほど(お好みで調整)
- 精製水90ml(水道水でも可)
○作り方○
100ml容器に、無水エタノール10mlを入れ、上記のお好きな組合せの精油を合計50滴程度入れよく混ぜ合わせ、精製水90mlを加え、よく振ります。
○使い方○
虫の通り道になりそうな所や、部屋の空間に向けてスプレーする。この配合なら2週間で使い切るくらいが使用量の目安。
もちろん、エッセンシャルオイルをアロマディフューザーを用いて、水と精油だけで芳香浴してもよいですね。部屋が良い香りに包まれて、心も身体もリラックス。
実際にこのレシピでスプレーを作ってみたので、よければ以下の記事も合わせてご覧ください。
参照:
「アロマで虫除け ―エッセンシャルオイル(精油)の使い方―」, <https://www.t-tree.net/howtouse/aroma_mushiyoke.htm> 2018年5月13日アクセス.
「アロマテラピー(芳香療法)基本のレシピ」,<https://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/health/aromatherapy/aromatherapy_5/aromatherapy.html> 2018年7月9日アクセス.
実際に使用してみての感想

私はゴキブリが本当に苦手で、毎年、梅雨~夏の期間がとても憂鬱でした。
でも、猫も飼っているので害虫駆除剤は使いたくない…そこで芳香浴として使用したのが、ベチパー、クローブ、ペパーミント、レモングラス、このあたりの精油です。
特にベチパーは、土っぽく、とてもクセの強い香りですが、ゴキブリ忌避にかなり効果があったように思います。
実際に彼らに遭遇してしまったら?
市販の化学物質たっぷりの害虫駆除剤や防虫剤に頼らなくても、防虫は可能です。
ただし、冒頭でもお伝えしたとおり、実際に虫が出てきてしまった場合はあまり意味がありません。手作り精油スプレーはあくまで防虫目的です。
ちなみに、後片付けが少々面倒ですが、実際に彼らに出逢ってしまった場合、熱湯をかけるとものの数秒で死んでしまいます。
ゴキブリは素早いので難しいかもしれませんが、ムカデは一瞬で動きが止まり、そのままポックリ。
ポットのお湯くらいの出来るだけ熱い熱湯をジャッ!とかけてみましょう。
有害な害虫駆除剤を使わずにやっつけられます。
エッセンシャルオイルで良い香り&虫見らずの季節を楽しみましょう。
参照:
湊屋一子・岩越千帆・風間里実・森田奈央(2013)『アロマテラピーの基本』 株式会社枻(えい)出版社.
「HOW-TO MAKE HOMEMADE ESSENTIAL OIL INSECT REPELLENT SPRAY」, <http://tasty-yummies.com/homemade-essential-oil-insect-repellent-spray/> 2018年5月13日アクセス.
「Essential Oils For Roaches」, <https://www.thealthbenefitsof.com/essential-oils-roaches/> 2018年5月13日アクセス.
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回の記事に関してご質問がある方は、お気軽にお問合せくださいね。