「消費は企業への投票」を事例で考察。コンシューマーアクティビズムの考え方

 

こんにちは!オーガニックコーディネーターオリカです。

コンシューマーアクティビズム(Consumer Activism)という言葉をご存知ですか?

消費は企業への投票である」といった言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、コンシューマーアクティビズムも、それに基づいた考え方です。(と、私は解釈しています。)

今回は、オーガニックコーディネーターという立場から、コンシューマーアクティビズム(消費は投票)の考え方を、もう少し具体的に説明、考察していきます。

あなたは、どちらの商品を購入しますか?

あなたはスーパーで、洗濯用洗剤を選んでいます。商品棚には、それぞれ別のメーカーが製造した2種類の商品があります。

  • Aメーカーの商品:洗浄力は比較的強力で、使い勝手が良いが、環境負荷の大きい洗濯用洗剤
  • Bメーカーの商品:洗浄力は比較的弱く、やや使い勝手に劣るが、環境負荷の少ない洗濯用洗剤

AもBも、価格は同じものとします。さて、あなたはどちらのメーカーの商品を購入しますか?

実際の消費決定というのは、もっと複合的な要因でなされますから、どちらが良い悪いという単純なものではありません。

ただし、あなたがそのメーカーの製品を買うという行為は、突き詰めていけば、あなたがそのメーカーに「あなたの企業の考え方に賛同しているので、一票を投じます」という「意思表示」をして「投票」をしているのと同じことなのです。

この例でいうと、Aメーカーの商品を買う消費者は「環境負荷よりも、洗浄力を重視して消費者の利便性を第一に考えるA企業の考え方に賛同します」と、意思表示をしており、反対にBメーカーの商品を買うことは「洗浄力はそこそこ、でも、環境に負荷のかかりにくい成分を使っているB企業の考え方に賛同します」と意思表示をしていることなのです。

消費は世の中を変えるための企業への「投票」

普段、私達が何気なく消費しているモノやサービス。それらの消費の決定には様々な要因が複雑に絡み合っています。

便利かどうか、美味しいのか、価格は安いのか高いのか、雰囲気はどうか、倫理的かどうか、有名かどうか(ブランドの価値)など、その要因は人によってプライオリティ(優先順位)の付け方が異なります

価格の安さを最重要視するならば、格安でモノやサービスを提供してくれる企業を応援し、消費(投票)をするでしょう。エシカル(倫理的)かどうかを最重要視するならば、自然とあなたの倫理観に合った企業のモノやサービスを購入するでしょう。

例えば、私はオーガニックの業界に携わる人間として、モノやサービスを消費する時にはいつも以下の項目をプライオリティとして考えて選択しています。

  • 環境負荷のかかりにくい方法で生産されたモノやサービスか
  • 動物実験をしていないか
  • フェアトレードか(適切な労働環境や賃金が支払われている人達をサポートする企業を介して生産されているか)

など

私は、自分がこれらのモノやサービスを提供している企業を消費という形で「応援」し、ほんの少しでも自分が「こうであったらいいな」という世の中を想像しながら、これらの優先事項を意識して商品を選んでいます。

資本主義社会では、企業間の「競争」が必ず発生します。あなたが、その企業の製品やサービスを購入して「応援」をしてあげれば、その企業は競争に「勝ち残り」、さらに良いモノやサービスを消費者である私達に提供してくれます

消費=投票=応援

この等式を頭のどこかに置き、何かを消費する時に、ただ漠然と商品やサービスを選ぶのではなく、自分の中であらかじめ決めておいた「優先事項」を確認しながら選ぶと、「その企業を応援できた」という満足感がほんの少しだけ得られるかもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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